方程式の応用問題(物質の割合の問題)
方程式のうち、物質の割合の問題は、よく食塩水の濃度の問題として出題されていて、これは理科の学習範囲でも重複していますから、多くの中学生はすでに解き慣れているものとおもいます。そのため、ここでは少し趣をかえた問題として、別の物質に関する問題を出題してみます。
問
ここに、合金Aと合金Bがある、合金Aの銅の含有割合は80%、合金Bの銅の含有割合は70%です。
そこで、合金Aと合金Bを溶かして混合し、新しい合金900kgをつくり、その中で銅が700kg含まれるようにしたい。
このとき、合金Aと合金B、各々をどの分量だけ使用すればいいか、答えよ。
答え
この問題は連立方程式の問題ですが、合金Aとか合金Bとか銅とか、そして、銅以外の残りのなにかの物質とか、いろいろと不明確な数値があり混乱するとは思いますが、少し気持を落ち着かせて、何の量をxやyとして文字に置き換えるかということを考えることが大切です。
合金Aをxとし、合金Bをyとすると、xとyを合わせれば900なので、
x+y=900…@
そして、各々の合金に含まれる銅の含有割合に着目し、完成後の合金の銅の量(700)と等式で結ぶと
0.8x+0.7y=700…A
@とAを連立方程式で解くと、x=700、y=200となり、
答え…(合金A)700kg、(合金B)200kg
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