中1:一次方程式の分数は整数になおそう
一次方程式の問題を解く上で、分数を含んだ方程式については、両辺に同じ数をかけることによって、分数を整数になおした上で計算することが求められます。両辺に同じ数をかけたとしても、等式の関係は変化しない(左辺と右辺に同じ数をかけても等式はなりたつ)ので、その性質をつかって、分数の方程式は整数に変えた上で回答することが大切です。
上記の図に示しているように、分数を含んだ方程式については、式にある分数の分母の最小公倍数を両辺に掛けることによって、両辺を整数になおすことができます。上記の図の例では、分数を含んだ項が2つあり、それぞれの分母が「3」と「4」なので、「3」と「4」の最小公倍数である「12」を両辺に掛ければ、方程式の分数部分を整数になおすことができるので、そのあとは、整数の方程式として、これまでに学習した方法で解くことになります。
また、同様に、分数ではなく小数を含んだ方程式の場合であっても、左辺と右辺に同じ数を掛けることによって分数を整数になおすことが必要です。小数の場合、小数第一位までの部分は「10」を掛ければ整数になりますし、小数第二位までの部分は「100」を掛ければ整数になるので、分数の方程式よりも分かりやすいのではないかと思います。
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