「等式」こそ計算式の基本です
数学の計算のうち、基本的な部分については、多くの場合「=」という記号で結ばれたものだと思います。小学校1年で最初に学習する足し算や引き算も、「=」で結ばれた計算式ですし、中学で本格的に学習する方程式もまた、「=」で結ばれた計算式です。
一般的に「=」で結ばれた式を「等式」と呼びますが、等式の性質を十分に把握しておかなければ、不等式の計算も出来ないし、関数のグラフの意味も十分に理解できません。
等式の「=」の左側の部分と右側の部分は、「=」で結ばれている以上は同じ数量を意味するものでなければなりません。「=」の左側にxを足せば右側にも同様にxを足す必要があるし、「=」の左側をy倍すれば右側もy倍する必要があります。
当たり前のことだと思って軽く考えてしまう人もいるかもしれませんが、計算ミスのうちのケアレスミス(単純なミス)と呼ばれるものの多くが、同じ数を足し忘れたり掛け忘れたりしているものだったりします。式が複雑になればそれだけ計算ミスのリスクも大きくなりますので、計算をするときには、ミスが無いように、等式の性質を頭に入れながら慎重に解いていきましょう。
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