中学数学の勉強の進め方(はじめに)
このサイトをお読みになっている皆さんもお分かりだと思いますが、数学の学習は、順序を守って勉強していくことが大切です。たとえば、方程式なら、一次方程式を学習してから、連立方程式を学習し、そして二次方程式を学習する、というように、単元ごとに着実に理解してから次の段階に進んでいかなければなりません。
他の教科について考えてみると、社会や理科の場合では、極端な言い方をすれば、前の単元を放置していても、次の単元を勉強すれば一定のレベルまで理解できると思います。たとえば、平安時代の歴史について全然知らなくても、江戸時代の歴史の勉強が困難になってしまうわけではありません。
一方、数学の学習は、前の単元の内容を理解しなければ次に進むことは難しく、苦手な分野を早めに克服しておかなければ後の学習に影響してしまうという面があります。なお、数学と同じように、決まった順序を経て学習しなければ理解が難しい教科としては、英語が挙げられます。
したがって、数学の学習は、前の単元を理解しながら次に進むというプロセスが大切です。学校の先生などに質問しても、学校の先生は皆さんの苦手な部分まできめ細かな指導をしない場合が多いと思いますので、自分自身でどの単元が苦手なのかということをまずは把握することが重要です。
もし数学が苦手だと感じていたら、前の学年で学習した事が十分に理解できていない可能性があります。長期の休みや受験期の勉強を通じて、前の学年の内容を復習し、徹底的に理解を深めてから、難しい単元に挑戦してみてください。
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